宇都宮市塙田の木村内科 呼吸器内科、内科、循環器内科、消化器内科

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気管支喘息について

気管支喘息について

気管支喘息を放置してはいけません!
気管支喘息できちんとした治療を受けていない人がまだ多いようです。症状は個人差があり、きちんとした治療を受けることが大切です。気管支喘息がどんな病気なのか、自分にはどのような治療が合っているのか、一度話を聞きにご来院ください。正しい知識を身につけ、正しい治療を継続することが、発作をなくすために大切なことです。
●気管支喘息の治療の基本は吸入ステロイド剤です。(ステロイドといっても吸入なのである程度の吸入量であれば全身への影響はありません。)軽症の人は吸入ステロイド以外の治療でコントロールが可能なこともあります。
●短時間作用型の気管支拡張剤の吸入だけに頼るのは危険です。早期に吸入ステロイドを導入することで将来的に少ない薬で喘息のコントロールができる場合があります。(場合により減量・中止も可能です。)
●きちんとした知識を身につけることで、救急搬送・入院回数の減少につながることがあります。

総合病院では待ち時間が長く困っている場合など、主治医とご相談の上ご来院ください。安定期であっても薬を継続することが大切です。当院では日本呼吸器学会認定呼吸器専門医が診察を行います。

呼気NO濃度測定

日本人の健常者における呼気NO濃度の範囲
日本人の成人健常者における呼気NO濃度の平均値は約15ppbとされています。
詳しくはこちら(PDFファイル)

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喫煙・鼻炎の状況を加味した気管支喘息を疑う呼気NO濃度のカットオフ値

患者背景
現在の喫煙
鼻炎 呼気NOカットオフ値
なし なし 22 ppb
あり なし 18 ppb
なし あり 28 ppb
あり なし 22 ppb

以上より、吸入ステロイドを未使用の患者さんで、喘鳴など気管支喘息を疑わせる症状に加え、呼気NO濃度が22ppb以上であれば気管支喘息の可能性が高く、37ppb以上であればほぼ気管支喘息と診断できるといわれています。